本読みました【一緒に絶望いたしましょうか/狗飼恭子】
こんばんわ
コンノアツシ@お味噌フィルハーモニーです
今日は本を一冊読み終えたので感想を書きます
自分がこの本を読んで何を感じたのか?忘れないようにする
“備忘録”のようなブログだと思ってください
読んだ本は【一緒に絶望いたしましょうか/狗飼恭子(著)】
それでは早速まいりましょう
以下読書感想文本文
好きな人が言っていたことを自分の言葉のように友達に言う感覚。自分の中にはない感情が彼女の言葉で補填されて、血肉になる感じ。「そういえば、そんなのもあったなぁ…」とか思ったりなんだりして感傷に浸る。
俺も作中に出てくる恵梨香さんのような人を好きになって、正臣くんと同じような悩みを持ったことがあります。同じようにストーカー染みたこともしたし、お相手に家庭があるにも関わらず家の近くまで押し掛けたこともあった。その時、無理して時間を作ってくれて、近くの公園で会ってくれた彼女は、作中の香子さんのようにくたびれていたし、やっぱりほうれい線や肌ツヤから年の差を感じた。でも、正臣くんと同様に好きという感情が薄れる訳ではなかった。
正臣くんとまったく同じ!!
俺にとっての恵梨香さんみたいな人は、飲み会で恋人でもない同僚の男にキスされた後に家に来て、その報告を俺にしながらベロッベロにキスをしてきた時があった。俺は突然キスをした男もキスされた彼女もまとめて二人とも気持ち悪いと思った。けど、当時は好きでたまらなかった彼女のキスを拒めなかった。このキスを許してしまったことで、俺は俺自身のことも嫌いになった。その人の思考回路は未だに意味不明で、たまに想い出しては、女性を嫌いになりそうになる。
それが正臣くんのいう、どうせ彼女の人生に関わることができないのなら、いっそ彼女を殺してしまいたい。この時の感情に似ている…。というか、まったく同じ!!まったく同じ!!
↑
本当に同じ境遇だと思ったので2回言いました(´・ω・`)
俺にとって、この本は正臣くんとともに成長する本でした。
全編通して正臣くんに共感する時間が多すぎる。
わかりみが深いってヤツです。
津秋ちゃんもしんどい思いをしてるっていうのは後半から分かるけど、お金を頂いてしまうことで『手切れ金』になってしまう恐怖心もわかりみは深かった。それから風呂にも入れず冷蔵庫の中身も腐り散らして、無気力なこと、そのようなこともあったなぁと染々と想いを巡らせました。『不在』と生活する感覚も少なからず持っているので、ツラミでした。
香子さんの不妊治療も、事細かに描写されていて、いたたまれなかった。やっぱり俺は男な上、不妊治療の経験もない。身近に不妊で悩んでる人もいないもので、それほどにまでツラいという認識はなかった。イヤ、いたとしても、そんなに精神的苦痛を感じるとは思ってあげられなかっただろう。そんな俺がキムさんの立場だったら、香子さんは帰ってきてくれたのだろうか?
そして、誰よりも早く突拍子のない香子さんの行動に気づき日常を捨てて追いかけることを決断できるだろうか?
俺は、弱いのか強いのか分からなくて、やっぱり強いキムさんのようになりたい。そして、一緒に絶望してもいいと思える人と巡り逢い、生涯を共にしたいなぁと思いましたとさ。
あと阿闍梨餅食べてみたいや(^ω^)
おまけ(勝手にキャスティング)
津秋ちゃん…志田未来
彼(不在)…神尾楓珠
キムさん…加藤雅也
古沢さん…古畑星夏
恵梨香さん…中越典子
正臣くん…細田佳央太
佑太郎…髙橋海人
今回はサプライズなしの無難なキャスティングになりました。津秋ちゃんを志田未来ちゃんと仮定してから順にキャスティングしていきました。
んで、キムさん役をガタイのいいプロレスラーとか格闘家にしようと思ってたんですが、今回は俳優さんで統一しようと思った結果の配役です。遠藤憲一もいいかなぁと思ったんですが、無難すぎる気がしたので、アンフェアなどで存在感が出まくってた加藤雅也さんをキャスティング。口数少ない強面キャラで、中々イケると思います。
そして恵梨香さん役が中越典子っていうのも、けっこう良い線イってると思います。
あと、最近演技派として話題の若手俳優の細田佳央太くんが正臣くん。服装のセンスが独特のギャルっていうイメージで、古沢さん役を古畑星夏ちゃん。意外と端正な顔立ちをしてる佑太郎役をジャニーズの髙橋海人にお願いしたいと思います。
映像化を考えてる配給会社の皆さん。
ぜひ、このブログを一瞥して頂けたらと思います。
しらんがなってな( ^∀^)
読書しながら聴いていた
ツイッターアカウント
↓
Youtubeアカウント
↓↓
読者登録も嬉しいんですが
Youtubeのチャンネル登録だけでもしていただけると
本当嬉々とします٩( ᐛ )و←Kiki