どうもこんばんわ
コンノアツシ@お味噌フィルハーモニーです
現在、シーズン3まで公開されている【セックス・エデュケーション】を全編通して観ました。
物語は大体こんな感じです。性に対して奥手にも関わらず、セックス・セラピストの母を持つオーティス・ミルバーンは、セックス経験がない高校生。母親譲りの性的な知識を武器に、高校で「セックス・クリニック」を開く。っていうのが、公式なあらすじ。
冒頭からセックスしますし、ラブシーンが山盛りで話は進んで行きますが、なぜかイヤらしく感じないのは、現実の自分でも感じている「性」に対する疑問や問題が、大真面目に語られるところが、ただのポルノドラマにならないところなんじゃないかなー?って思いました。
セックスや性事情に悩んでる患者さんの悩みの一つ一つが自分に突き刺さるようで、めちゃくちゃ真剣に観れたっていう感想です。
ここから先はネタバレも含めた感想を書くので、ネタバレが嫌だよーって方々は、戻っていただけると幸いです。
↓以下ネタバレ注意↓
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↓以下ネタバレ注意↓
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オーティスの親友のエリックがゲイを隠して生活しているのを解放するところで、パーティーに派手めな好きな服を着て出かけようとしたところ、父親に止められるシーンのやり取りが、めちゃくちゃ胸に突き刺さりました。
父「本当にそんな格好で行くのか?」
エ「何がダメ?」
父「初めてこの国に来た時合わせるのに苦労した」
父「子供には同じ苦労をさせたくない」
父「誇り高く強くそう願ってる」
父「でもお前は人とは違う」
父「私にはそれが怖いんだ」
エ「パパの恐れはボクを弱くする」
父「でもそこまで違ってなきゃダメなのか?」
エ「これがボク」
父「傷ついてほしくない」
エ「どっちみち傷つくなら自分らしい方がいい」
エリックは、本心を隠し続けて生きていくことで傷つくよりも、人とは違うと言われて傷ついた方がイイと訴えます。コレは、自己肯定感の少ないボクにはバシバシ響きましたよ。自分らしく…なんてありふれた言葉使いたくないけど、自分らしく生きることの大切さを、作中のエリックを観て再確認しました。
自分の性格上、メインの人よりも3番手4番手をフューチャーしたがる風潮がありまして、セックス・エデュケーションで言えば、エリック役の【チュティ・ガトゥ】が非常に目を惹く演技力でした。演技のことはよく分かんないけど、彼の演技はエリックに対するリスペクトみたいなモノも感じられて、スゴく上手だと思いました。
あと感銘を受けたのは、シーズン3でエリックにフラれたアダムが、エリックに向けて贈ったポエムの中に「俺にも心があるということを教えてくれてありがとう」というフレーズを書いたことに、グッときましたね。たぶんシーズン1.2.3と観てきた方々は、アダムがその台詞を吐くということが、どれほど重たいパンチラインであるか?を理解して頂けると思います。
主人公のオーティスは、イケてない男子高校性のハズなのに、途中でオーラと気まずい関係になったり、イケイケ集団のルビーに好かれたり、メイブの本命だったりと、無双するところが、なんとなく堪らなかったです。ボクもそういうモテまくる人生を歩みたかったという願望だったのかも知れません。ルビーも悪女ではあったけど、オーティスとカラダだけの関係を続けていくに連れて、心情に変化があって、だんだんと心温かい子になっていくのが分かったので、ボクは内心『ルビーでもイイじゃないか…』と思っていました。
そんなこんなを経てシーズン3の最後の最後で、オーティスとメイブがやっとこさ相思相愛になったのに、メイブがアメリカに留学しちゃうとか、視聴者としては生殺しも良いとこ。全編見終わって、続編を望むNetflixオリジナルドラマは【セックス・エデュケーション】が初めてかも知れません。人気作だからって、興行収入目当てにダレてしまう残念なヤツもたくさんあるので…。
ジーンが産んだ子がDNA鑑定の結果、ヤコブの子供だったのかどうかも判明せずに終わりましたしね。でも、あのリアクションの感じだと、きっと…
せっかく窮地を脱して、オーティスとヤコブ、オーラと、まとまったと思ったのに…
辞めときましょう!これ以上は不粋ですね!←言ったのと同じ٩( ᐛ )و
ヴァギナとかペニスとか言いまくって感動できるドラマなんて、これから先【セックス・エデュケーション】以外に出てこないかも知れませんね。
感想終わりでーーーす!!!
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